本日、3学期始業式を行いました。
インフルエンザの流行について報道され、生徒の健康状態がとても心配でしたが、多くの生徒は元気に登校していたのでよかったです。
3学期は、4月から始まる次のステージに向けて準備をするとても大切な時期となります。この節目で意識を高めていけるとよいと思います。
始業式の終了後、3年生が進路に向けて頑張っているところを1,2年生が応援するセレモニーとして「エールを送る会」を行いました。とても良い雰囲気でした。
本日学校便りを配布しています。よろしければご覧ください。
1月 学校便り
令和6年度 3学期始業式 校長あいさつ
今日は3学期の始業式です。冬休みを終えて気持ちも新たにこの場にいる人がほとんどだと思います。3学期は、新学年に向けての準備としてとても大切な時期となります。3年生は、自分自身の卒業後の進路に向けて、2年生は、最上級生になる年に向けて、1年生は、新たに入学してくる後輩のお手本となる年に向けて、それぞれ考えているのではないかと思います。皆さんにとって、新たな目標に向かって、自分自身を成長させ、向上できる1年となることを願っています。先生たちも皆さんを応援しています。
1年前のこの日には、能登半島地震のお話をしました。この1年間で、地震だけでなく、豪雨での災害も重なり、1年を経過した今でも復興は思うように進んでいないという話を聞いています。箱根駅伝で優勝した青山学院大学の原晋監督が初日に1位で箱根の山にゴールした際にインタビューにこたえていたコメントがとても印象に残っています。「能登震災から1年、まだまだ苦しまれている多くの被災者の方に少しでも元気を、走りを通してお届けする。そういう思いで本日戦って参りました。苦しい場面ありましたけど、能登の皆さんからしたら決して苦しいものではない、喜ばしいものでありました」と話し、今も被災地で苦しむ人々に想いを寄せて話をしていました。今まさに走り終えたところで、これまでの血のにじむような日々の努力の成果として、その瞬間の喜びを伝えることよりも、被災されている方への配慮、そして、今、駅伝ができることへの感謝の気持ちなどを真っ先に伝えられる監督の想いや人柄に、とても心を動かされました。このような気持ちを伝えることは能登半島で今もなお復興に向けて苦しんでいる方にとって、力になったのではないかと感じました。
本日配布した学校便りには、地域学習コーディネーターの方への感謝の気持ちについて記載しています。いつのまにか事務室前などにきれいな花が植えられていたことに気付いていた人もいると思います。このような取組は、生徒の皆さんが少しでも学校生活を心地よく過ごしてほしいというコーディネーターさんやボランティアに参加していただいている保護者の方の願いから成り立っています。寒さに負けずにきれいな花を咲かせている植物の力強さ、美しさを感じて自分も頑張ろうという気持ちになります。
コロナ禍やこのような震災に触れることで、私は多くの場面で「当たり前と思っていることへの価値や感謝の気持ち」について話すことが多くなりました。生徒の皆さんは中学生ですから、中学生でしかできないことを経験し、仲間とともに成長していくことは大事なことです。そのような時間をぜひ大切にしてほしいです。そして、感謝の気持ちをいつももっていられる人でいてほしいと願っています。
さて、インフルエンザの流行は、年を明けても猛威を振るっているようです。3年生の受験が今月後半から本格的に始まります。万全の体調で臨むことができるように、また、2月に予定してる1年生のスキー教室が無事に実施できるように、今後は、今まで以上に感染拡大を防止できるように生徒の皆さん自身も意識を高めてください。