3学期始業式をおこないました。まだまだ寒い日が続きます。この休みで大きくなった生徒たちが学校に戻ってきてくれました。今学期は短いですが、感染症に気を付け今学期も頑張ってまいりましよう。
※画像は「校歌斉唱」「生徒会代表の話」の様子です。
★校長の話を掲載しますので。ご参照ください。
明けましておめでとうございます。本来ならば松の内、7日までに使う挨拶ですが、今年初めてみなさんと会いますので使わせていただきます。
さあ、令和7年、令和6年度 3学期のはじまりです。13日あった冬休みは、有意義なものになりましたでしょうか。それぞれいろいろな過ごし方があったのではないかと思います。
さて、今「明けましておめでとうございます」と挨拶をさせてもらいました。新年を迎えてのこのあいさつですが、その意味を考えたことはありますか。意味の一つは、お正月は「歳神様」がそれぞれの家にやってくる日です。従って歳神様を、お迎えして、おもてなしして、お見送りする一連の行事です。家族の健康、子孫繁栄、五穀ほうじょうを賜るための大切なお祝いの日ということです。大掃除や門松や鏡餅などはこれに関連しています。このことから、この挨拶には、「歳神様、ようこそお越しくださいました」とまた今年も「どうか健康で農作物にも恵まれますように」、年神様への歓迎、そして祈りの気持ちが込められています。そしてもう一つ・・現在は年齢の唱え方は「満年齢」です。生まれた時点では0歳で、誕生日を迎えて満1歳になる捉え方です。今は、個人の誕生日をお祝いしていますね。これは昭和24年に「年齢の唱え方に関する法律」が制定された以降に普及しはじめたということです。実はそれ以前は、「数え歳」で年齢を数えていました。この世に生まれてきた時点で1歳となり、お正月を迎えた時点でみんな一斉に年をとるというふうになっていました。つまり、歳神様からみんな平等に年をもらうという数え方でした。よく厄年という言葉を聞いたことがあると思いますが、その年は数え年の年です。今は冷暖房完備で、寒い時期でも食べる物が豊富にありますね。ところが、昔はこの時期は、食料もない、寒い、夜が長い、健康で心豊かに生きることは大変です。貧困、戦争、犯罪、飢饉、疫病、災害などに無力で、誰もが不安定な生活を送り、明日の命すら保障できないほどでした。 この様な命を落とす危険が大きい中、「お蔭さまで今年も新しい年を迎えることができました。年をとることができました。」という感謝の気持ちが込められています。ということで「おめでとう」となったということです。今、新しい年が始まりました。あらためて・・みんなが1歳年を取り、みんなが無事に学校に来てくれていることに感謝をしたいと思います。ですので「おめでとうございます」
次に、令和7年はヘビ年ですね。ヘビが脱皮を繰り返す姿は「新たな自分に生まれ変わる」という意味を持ち、ヘビ年は再スタートや変化のチャンスに恵まれる年とされています。一つ年を取るということは、多くの経験や知識を得てきたこと、そして体も鍛えられてきたということです。それを生かし、ヘビ年の示す、新たな自分に生まれ変わるよう、取り組んでいきましょう。 そこで・・3学期は、一年生は、4月には先輩となります。4月に入学してくる今の6年生にとって、頼れる先輩となってください。また、一年生での学習は一年生の内に身に付けるよう、授業や家庭学習に取り組んでいきましょう。二年生にとって、この三学期は真のリーダーとなるための最終の修行期間です。4月から、先輩たち、三年生はもういません。それまでにリーダーとして最上級生としての資質を大いに高めていってください。学習に取り組む姿勢、生活をしっかりと整えるのも、その一つです。三年生にとって、三学期は中学校生活3年間の集大成です。その結果としての進路実現となるよう、最後まで努力し、自分の力を伸ばしてください。また、仲間とともにこの学校で過ごす時間は、少なくなっていきます。一日一日を大切にして、クラスや学年の仲間との思い出を一つでも多く作っていってほしいと思います。そして、1年生、スキー移動教室、2年生校外学習、3年生は受験などが控えています。くれぐれもインフルエンザ等の感染症にかからないように。
3学期は、1・2年生は、52日、3年生は49日という短い学期です。常に次のステージの自分をイメージして、努力を怠らず、一歩一歩、確実に歩んでほしいと思います。4月1日にどういう自分でどうありたいか、どのような姿で迎えるかをしっかり考え、それに近づけるよう、この3学期を充実したものにしてください。 終わります。