皆さん、おはようございます。今日は１学期の終業式。本来であれば、体育館で、全校生徒の皆さんの顔を見ながら話をする予定でしたが、感染症拡大防止の観点から、放送による終業式となってしまいました。少し残念ではありますが、テレビ画面を通じて皆さんと一緒にこの１学期を振り返ってみたいと思います。
　まずは、花小金井南中学校創立以後初めての６学級１８５名の１年生を迎えた入学式からスタートしました。緊張していた１年生の皆さんも合同体育で３年生からラジオ体操を教えてもらったり、委員会や部活動で上級生と関わったりする中で花南中の生活にも慣れ、また安心して学校生活を送れるようになっていったように見えました。５月の連休が終わると学校中は運動会一色になりました。全校生徒が一緒になって運動会ができるのは３年ぶりのことでした。「雲外創天　燃やせ情熱」というスローガンのもと上級生の力強さや熱い思いを下級生が尊敬や憧れの眼差しを向けている姿を見て、とても嬉しい気持ちになりました。保護者の方を招いて学校行事を行うことができて生徒の皆さんの活躍している姿を見ていただくことができてとても良かったと思います。皆さんにとっても心に残っているのではないでしょうか。少し気が早いですが来年の運動会が楽しみです。運動会をひとつの区切りとして気持ちは勉強に向かいました。主体的に学習に取り組もうという話を朝礼でもしましたが、皆さんの授業の様子を見ていても積極的に授業に取り組もうとしている姿をたくさん見ることができました。期末テストが終わると、校外学習・修学旅行という楽しみにしていた校外での活動への取り組みが始まりました。特に３年生の修学旅行はこれまでの２年間に宿泊行事が中止となっていたことから、思い入れも強かったと思います。昨日の生徒朝礼では、それぞれの学年から取組の成果などについて発表がありましたが、素晴らしい取組でした。これらの取組の他にも進路関係の講話などもありました。振り返ると盛りだくさんの１学期でした。それだけ皆さんは多くの経験を重ねて成長したと思います。通知表の所見には、皆さんの普段の成長を一番近くで見てくれていた担任の先生がメッセージを記してくれています。皆さんのがんばったことや素晴らしいところなどたくさんほめてくれています。成績の結果ばかりに目が行く気持ちもわかりますが、担任の先生からの所見もしっかり受け止めてぜひ自信をもってください。
　明日から４２日の夏休みに入ります。新型コロナウイルスの感染拡大により、学級閉鎖になっているクラスもあります。感染力はこれまでよりも強いような気がします。皆さんや皆さんのご家族の健康を祈っています。様々な１学期の活動から疲れている人もいると思います。少し気持ちを緩めてホッとした時間を過ごしてもよいと思います。そして、気持ちを整えたらこの夏休みをどう過ごしていくのか考えてみてください。生徒の皆さん一人一人の目標は違うと思います。勉強、部活動、あらたな挑戦…とそれぞれの目標に向かって努力してみてください。先生たちは皆さんを応援しています。夏休みを終えてまたひとまわり成長した皆さんと２学期の始業式に会うことを楽しみにしています。

小平市立花小金井南中学校
校長　堀井賢治

　皆さん、おはようございます。６月後半から暑さが厳しい日が続いています。熱中症で救急搬送された方は６月２７日〜７月３日の１週間で１万４千人を越えていたそうです。こまめな水分補給や運動する際の休憩時間の確保など、活動の際に気を付けることがまず大切ですが、睡眠不足やもともとの体調不良などから熱中症になりやすくなるということもあります。体調管理をしっかりするとともに、体調がすぐれないときには無理をしないということも大切です。十分に気を付けて生活していきましょう。
　さて、この猛暑の中、７月１日の１年生の川越校外学習、７月４日〜６日の３年生修学旅行、７月８日の２年生の都内校外学習が行われました。
　１年生の川越校外学習は、まさに猛暑の中での活動となりました。そんな暑さの中でも、１日の班行動は互いに支え合い、励まし合う姿がいたるところで見ることができました。中学生になって初めての校外での活動でしたが、最後まで、班員で力を合わせてがんばっていました。
　２年生の都内校外学習は、浅草・上野を中心として、１日班行動を行いました。行動範囲が広がり、公共交通機関を活用して行う班行動は思いがけないことが起きますが、それを班員で協力して乗り越えていました。東京に住んでいる私たちが、日本の文化や伝統、歴史に触れ、多くのことを実際に見て学ぶことができたのではないでしょうか。きっと来年の修学旅行につながると思います。
　そして、３年生の修学旅行も無事に終わりました。この２年間、花南中は宿泊行事ができませんでした。３年生の皆さんもスキー教室が中止となり、修学旅行がとても楽しみだったと思います。実際に３年生の皆さんと一緒に修学旅行に行って強く感じたことは、修学旅行を最高の思い出とするために、自分たちで決めたルールやマナーをしっかり守り、全力で楽しもうという一体感でした。先生たちから発信されている生徒の皆さんへの「信頼」に応えようという生徒の皆さんの心意気が伝わってきました。とても素晴らしい修学旅行でした。私にとっても最高の思い出となる修学旅行となりました。
　それぞれの学年で行事のまとめや反省がされていると思います。反省というとつい、できなかったことに目が向いてしまいがちですが、できたこと、成長したこともまた反省としてまとめておくとよいと思います。また、今度はこんなことを目指したい。など次の目標をもっておくこともいいですね。今回の学校行事を経験し、またひとまわり成長した皆さんの今後が楽しみです。
花小金井南中学校校長　堀井賢治