本日、全校朝礼を行いました。
校長からは、「メールによるコミュニケーションで失敗したこと」について話がありました。自分の想いを文章で相手に伝えたところ、受け止め方が違っていて失敗してしまった話でした。文章を送信する前に、もう一度相手はどう受け止めるか考えてから送るようにしたいですね。SNSなどの使い方にもつながりますね。
また、3週間の教育実習を終えた実習生から御礼のあいさつもありました。貴重な経験をこれからの生活に役立ててほしいですね。
部活動の表彰もありました。全校生徒の前で表彰できるというのはいいですね。
朝礼 校長あいさつ「文字のコミュニケーション」について
皆さん、おはようございます。先週行われた運動会では、皆さんの真剣な表情や笑顔をたくさん見ることができて幸せでした。全校生徒がひとつの目標に向かって全力で取り組んでいる姿を見て、本当にこのような行事ができてよかったと思いました。皆さんにとってもそれぞれ心に残るものがあると思いますが、私にとっても忘れられない1日となりました。
今日は私がメールのコミュニケーションで失敗したお話をします。つい最近のことですが、ある人にメールであらかじめ約束をしていたことを変更したいという連絡をしました。私は、「もし変更することができれば別の日にしたいのだけど、別の日の都合はどうですか?」と送りました。その返事として、「別の日は都合がよくありません。」という返事が返ってきました。その返事を受けて私は「ではあらかじめ約束していた日で予定通りお願いします」と送りました。私はこの後、相手からの返信でとても驚いたのですがどんなことが返信されたかわかりますか? このあとの返信は「もうその日は別の予定を入れてしまったので、あらかじめ約束していた日も都合がつきません。」でした。私が送ったメールをもう一度読み直しましたが、私は変更することができればお願いしたいという意図で送ったのですが、相手には変更することが前提と読み取って対応したようです。そのとき、メールやSNSで行う文字によるやり取りは、相手のタイミングで読んでもらえる、文字に残るというような良い点がある一方で、文章の表現によって発信した側と受診した側にこのような受け止め方のずれが起きるということを身をもって知ることができました。一瞬「何でこんなことになるのだろう」とイラっとした私がいます。私が思っていなかった受け取り方をされて相手を責めるような気持ちになりました。それでも、少し冷静になって、文章での伝え方の難しさを受け止めて、相手には「約束通りの日程で調整していたのにも関わらず、別日への変更をお願いして申し訳ありませんでした。さらに日程の再調整をお願いします」と返信しました。私が皆さんの年齢の頃は、ほとんど文章でのやりとりはなく、必要なことは直接話すことが当たり前でした。今は、1対1のメール等のやり取りはもちろんのこと、1対大勢のグループや誰が見ているかすらわからない発信をすることも簡単にできる時代です。私の失敗のように相手が自分の思っているように受け止めるかどうかわからないことも頭に入れておかなければなりません。SNSの学習などでは、よく言われることですが、便利なツールであるものの使い方を間違えると相手を傷つけてしまうかもしれません。「自分が書いた文面で相手はどのように理解するかをよく考えてから送信する」ということを反省した出来事でした。皆さんも私のような失敗をしたことはありませんか。このような失敗をしないようにもう一度自分の行動を振り返って考えてみてください。