12月になりました。令和4年も残すところあと1ヵ月となりました。
本日、全校朝礼を放送で行いました。
校長あいさつでは、2つのことについて話がありました。
まず、今年度より花南中で取り組んでいる「主体的に学習に取り組む生徒の育成」という研究について、生徒の皆さんの普段の授業での様子の変化について話をしました。生徒の皆さんからもいろいろな場面で「主体的に」という言葉が出るようになっています。「なぜ?どうして?」など疑問を感じたときなど自分で考えてみようとすることはとても大切ですね。
もうひとつは「体罰」についてです。報道等でときどき体罰について報じられることがありますが、暴力はどんな場面でもあってはならない行為です。
朝礼の後に、体罰についての調査も実施しました。すべての学校から「体罰」がなくなることを願っています。
朝礼 校長あいさつ「主体的に学習に取り組む生徒の育成」
皆さん、おはようございます。12月になりました。今年も残すところあと1ヵ月ですね。校庭のゆりの木やけやきの木の葉もほとんど落ちました。いよいよ本格的な冬を迎えます。新型コロナウイルスの新規感染者がまた増えています。報道によるとインフルエンザの流行もあるかもしれないということです。換気や手洗いうがいなどこれからも気を付けて生活していきましょう。
学校便りを読んでくれましたか。そこには「主体的に学習に取り組む生徒の育成」という話を書いています。まだ読んでいない人はぜひ読んでください。先生たちは、生徒の皆さんが主体的に学習に取り組むためにどんな授業をしていけばよいかということを考えています。授業を受けている皆さん、特に2,3年生は、これまでより授業の中で考えたり、話し合ったりすることが増えたと感じているのではないでしょうか。それが皆さんの主体的な学習に直接つながっているということではないのですが、さまざまな活動を授業の中に取り入れることによって生徒の皆さんがもっと勉強したいとか、もっと知りたいという気持ちになるとよいと思っています。2学期もたくさんの授業を見ましたが、生徒の皆さんが、主体的に学習に取り組んでいると思うような場面にたくさん出会うことができました。素直な気持ちをもって授業に向き合っている生徒の皆さんが、どんどん自分から学習に取り組もうという気持ちになれるように先生たちも授業を準備していることをぜひ知っておいてください。
さて、今日は、「体罰」について話をします。数年前にとても痛ましいことが学校現場で起きてしまいました。部活動の顧問の先生から身体的や精神的な体罰を受けていた高校生が、それが原因で自らの命を絶ってしまいました。暴力は、どんな理由があっても、誰であっても、決して許されるものではありません。このようなことが二度と起こらないように、学校では、生徒の皆さんが関わる先生や部活動の指導員の方などと共に体罰防止の取組や研修を行っています。また生徒の皆さんの声を受け止めるため、毎年、全校生徒を対象の体罰調査を実施しています。学校の先生やその他の人たちが、生徒のみなさんに対して、指導の際に、叩いたり、蹴ったりする等の肉体的な苦痛を与える行為は、体罰といって禁止されています。肉体的な苦痛でなくても、繰り返し暴言や心を傷つける言葉を言ったり、机を蹴ったりして威圧する等、精神的な苦痛を与えることも不適切な行為になります。「一人で悩まず、相談しよう」という資料を配布しています。今日の調査に関わらず、いろいろな不安や悩みがあるときに相談することができます。
校長先生も先生たちも、生徒の皆さんの体と心を大切に守りたいと思っています。ぜひ一人で悩まないで、いつでも相談してください。また、自分ではなく、友だちが悩んでいる姿を見たときも、相談してください
これで朝礼の話を終わります。