学校日記

自分の中にある特性

公開日
2024/11/28
更新日
2024/11/28

校長室から

 11月に入り2学期も後半に入りました。先週行われた合唱コンクールでは、上の学年になるほど素晴らしい歌声を披露してくれ、会場が感動の渦に巻き込まれました。そして、今回も「上級生が下級生のお手本になる学校」を見事に体現してくれました。

 さて、北校舎で続いていた自閉症・情緒障がい特別支援学級の新設工事では、大方の工事が終わり、あとは完工検査を待つ段階になりました。近々皆さんにお披露目できることと思います。

 ところで、皆さんは「動物占い」というものをご存じでしょうか。約25年前に出された占いの一種ですが、当時、これを知った私は内容がとても面白くて、つい本を買ってしまいました。

 「動物占い」とは、生年月日を基に12の動物キャラクター(ライオン、チータ、ペガサス、ゾウ、猿、狼、コアラ、虎、黒ひょう、ひつじ、たぬき、こじか)に分類し、自分の素質や適正、人との相性などを知ることができます。最近のことはよくはわかりませんが、自分で何となく感じていたことが文字化されていて、ちょっとした話のタネにしたことを思い出します。

 ちなみに、私のキャラクターは狼です。自分の流儀をもっている、一人の時間や空間が大切、ペースを乱されたくない、単純作業は嫌いじゃないなどという特性のほか、変わったところでは、(回っている洗濯機、電子レンジの中で回る食品など)動いているものを見るのが好きという特性があるそうです。「本当にそうだな、当たっているな」と感心しながら読んでいました。

 他のキャラクターには、例えば、融通がきかない、完ぺき主義、頑固、おっちょこちょい、早とちりなどの特性がそれぞれあったり、そもそも実在しない空想上のキャラクター(ペガサス)があったりします。まあ、世の中にある様々な占いと同じようなレベルでほどほどに楽しめたらいいのかなと思います。

 さて、なぜ今回この話題を取り上げたのかというと、来年4月に自閉症・情緒障がい特別支援学級が開級するのですが、この学級やここに通う生徒たちが何か特別な存在という意識が皆さんの中にあるのかなと感じたからです。もしかしたら、今の呼び方(正式な呼び方)が、そういう印象や意識を生んでいるのかもしれません。私のキャラクターである狼の特性には、ASD(自閉スペクトラム症)的な要素があります。また、おっちょこちょいとか、早とちりは、ADHD(注意欠陥多動症)的な要素と捉えることができます。つまり、誰もがそれぞれ特性をもっており、何も特別なことではないということです。

 先月の学校だよりでは、私たちの個性や特性を球体に例えてお伝えしましたが、誰もが特性をもっており、その強弱の度合いを色に例えると、皆が同じ濃度ではなく、濃淡があるだけと言えるのではないでしょうか。