今日がいよいよ平成元年度卒業式である。
　修了式の昨日、１〜５年生が下校した後、６年生は体育館で卒業式へ向けての２回目ではあるが最後の練習をリハーサルも兼ねて行った。式自体の流れを確認した後、入場から退場まで行った。卒業証書授与の練習も全員が行った。証書を渡すときに、私が一人一人に「おめでとう。」と小さい声で語りかけると初めての証書授与練習にもかかわらず、軽く会釈をしてくれたり「ありがとうございます」と言ってくれたりした子たちも多く感心した。短い時間の練習だったが、６年生はよく頑張っていた。今日はいよいよ本番である。多少緊張するかもしれないが、昨日の練習の成果を卒業式本番に、ぜひ発揮してほしい。
　今年度は、臨時休業のため練習を十分に行うことができず、また、式の規模も縮小して行わなければならず、少し寂しいが、６年生の卒業を祝福しようと、準備をはじめ、６年生担任中心に全教職員が頑張ってくれた。
　小学校生活最後のひと月を、友達や担任と一緒に過ごすことはできなかったが、その分卒業式の今日、子どもたちにはいい時間を過ごし、いいお別れをしてほしい。そして、小学校での思い出を胸に、中学校へ羽ばたけるよう、最後まで、全職員で支援していく。