ゴールデンウイークも終わり、学校は運動会へ向けて、文字通り走り出しています。
今年度の運動会は、コロナ禍以前の形に戻し、協議やプログラム、保護者の方や地域の方のご参観なども特に制限をすることなく実施します。
内容はコロナ禍以前の形に戻したとしても、心や体を簡単に3年前に戻すことはできません。体力的なこと、自分以外の人との関わりなど、気になることは多いです。それでも、生徒の皆さんの気持ちを合わせて、素晴らしい運動会になると信じています。
朝礼の中では、運動会の実行委員長から運動会のスローガンについて、説明もありました。「温故知新 〜44年の歴史を越えて〜」というスローガンのもと、がんばってほしいです。
また、部活動の表彰もありました。
テニス部の都大会出場選手、女子バスケットボール部の市内大会優勝
素晴らしいですね。
本日より教育実習がスタートします。3名の実習生からあいさつがありました。
とても気持ちのこもったあいさつでした。
朝礼 校長あいさつ「運動会に向けて」
いつの間にか校庭のゆりの木の葉が大きく生えそろっています。私が花小金井南中学校に着任して4年目となりますが、ゆりの木の葉の成長を見て、春から夏への移り変わりを感じるようになりました。そして、それは運動会の季節となったことを表しています。
4月当初から、体育の授業を通じて、陸上競技に取り組んでいます。もうすでに4月から運動会への取組は始まっていましたね。ゴールデンウイークが明けて、今週からは学年練習が始まり、放課後にはクラス旗の作成も行っています。いよいよ2週間後に迫った運動会への気持ちが高まってきているのではないでしょうか。運動会前に2つのことについてお話をしたいと思います。まずひとつめは、ケガをしないでほしいということです。そんなことを言われても、一生懸命やっていればケガをすることもあるという声が聞こえてきそうです。もちろんその通りです。どんなに気を付けていてもケガをすることはあります。体育の授業や学年練習では、授業前に十分に準備運動をしてから活動を始めていると思います。まずは、この準備運動の時間をしっかりとけが防止の意識をもって取り組んでください。また、運動会は個人種目も団体種目も得点が付きます。当然クラスの勝利のためにさまざまな工夫や努力を重ねていると思います。学年種目では、他の仲間と呼吸を合わせていかないとうまくいきません。これまでの3年間コロナ禍で、他の仲間と体を接触させながら何かの運動に取り組むという経験がとても少なかったと思います。自分がイメージしていることと、実際にできていることに差があることもあると思います。無理をせず、少しずつレベルアップしていき、大きなけががなく、皆さんの笑顔で締めくくれるとよいと思います。もうひとつは、運動会に向けた気持ちについてです。運動会を精一杯がんばろう、クラスや学年を引っ張っていこう、そしてよりよい運動会にしようという気持ちがすでにできている人が多いと思います。一方で、自分は運動が苦手で、思うようにできない。友達に迷惑をかけてしまうのではないか。など、少し気持ちが乗らない人もいると思います。これまでの経験から、良い思い出がある人、そうでない人など、それぞれ違うと思います。今この場にいる中で、少し気持ちが乗らない人に伝えます。苦手なことに向き合うことはとても大変なことです。自分と他の人を比較してしまうこともあるかもしれません。それでも、一歩踏み出そう、やってみよう、そして、みんなと一緒にがんばろうという気持ちをもって取り組み、最後までやり切ったとき、そこには苦手なことを乗り越えた大きな力が付いています。本当に苦しいときには支えてくれる仲間や先生がいます。辛いことを乗り越えたとき、大きな自信が付きます。先生たちはそんな人の気持ちも大切にしていきます。ぜひがんばってください。
運動会では生徒の皆さんの活躍する姿を見ることを楽しみにしています。