校長 松本雅史

今年の入学式を満開の桜の下で迎えました。小平第八小学校は、新入生129名、全校児童736名で令和7年度をスタートいたしました。昨年度本校は、開校60周年の節目を迎え、本年度は新たな10年に向けてスタートいたしました。コミュニティ・スクールとしても15年目です。保護者や地域の皆様への感謝を胸に、さらに絆を深め力強く前進してまいりたいと思います。

改めまして、4月1日に本校校長として赴任しました、松本雅史と申します。前任の井口修校長のこどもをどこまでも大切にする学校経営を引き継ぎ、「地域とともに未来に向かって笑顔で進む学校」を目指し、こどもたちの健やかな育成に励んでまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

学校の教育目標は、「思いやりのある子」「はたらく子」「工夫する子」「元気な子」です。本年度は「思いやりのある子」「工夫する子」を重点目標として取り組んでまいります。

本校は昨年度、小平市教育委員会の指定をいただき、
「夢を描き、追い求め、実現する児童 ~探究プロセスの充実~」
のテーマのもと、教育実践を積み重ねてまいりました。そして、こどもの「やりたい!」「なりたい!」といった思いや願いを実現させてきました。その実践の中で、「目の前の児童を見取り、解釈し、行動する“教師の振る舞い”こそが、資質・能力の育成の鍵を握る」と気付きました。さらに、この“教師の振る舞い”は、限られた教科指導に限定されるものではなく、あらゆる教科指導、教育活動を支えるものであると捉え活かしていくことで、全教育活動を通じてこどもの主体的で探求的な学びと伸びやかな成長をさらに実現していくことができると考えました。
そこで、本年度は、
「夢を描き、追い求め、実現する児童~探究の質を高める教師の振る舞い~」
とテーマを改め、こども自身が、より「夢を描き、追い求め、実現する」学びを創造していくことをねらっていきます。 私は、こども一人一人が思いや願いをもち、その願いを実現する学びの中で、「人を理解し大切にする」「自分を大切にする」「考え、学び、より賢く生きようとする」「平和を愛し守ろうとする」・・・ウェルビーイング: 持続的な自他共の幸福な未来を創っていく主体者であることを深く自覚することが重要であると考えます。 「自分にも、自分たちにもできるんだ!」 「自分たちこそが、未来を切り開く主体者なんだ!」 との手応えをつかみ、未来に向かって学び行動するこどもを育てる学校を築いてまいりたいと決意しております。 未来を創る子どもの育成は、学校、家庭、地域、そして行政が一体となって、子どもの側に立ってすすめることが大切と考えます。今年度も、本校の教育活動にご理解ご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。