学校日記

2/17朝会【もちっこ】

公開日
2025/02/17
更新日
2025/02/17

校長より

 今日は、持丸くんという私の子供の頃の友達の話をします。
 私は、小学校の2年生と3年生の時に、八丈島という島に住んでいました。みんなから「もちっこ」と呼ばれていた持丸くんは、その八丈島にいたときの、一番の友達です。もちっこは漁師の息子で、魚釣りの名人でした。学校が終わると、私は毎日のようにもちっこと一緒に海に行きました。そして、もちっこに教えてもらいながら、日が暮れるまで一緒に釣りをして遊んでいました。
 3年生が終わる頃、私は急に東京に転校することになりました。八丈島での最後の日、家に友達を呼んでお別れ会をしたのですが、なぜか「もちっこ」だけは来ませんでした。船に乗って島を離れるときも、見送りの人たちの中に「もちっこ」の姿はありませんでした。あんなに仲良しだったのに、どうしてお別れの日に来てくれないんだと、寂しいような悲しいような気持ちになりました。そんな私の様子を見て、父が「もちっこはきっと淳一と同じ気持ちだよ。さみしいから、会いに来れなかったんじゃないかな」とそっと言ってくれました。
 それ以来、もちっことは会えていません。だから本当のもちっこの心の中は分かりません。でもきっと、もちっこだから、たくさん一緒に過ごした一番の友達だから、きっとあのときも自分と同じ気持ちだったのだと思います。今でももちっこは、私の心の中の大切な友達です。
 今日は校長先生の友達「もちっこ」の話をしました。これでお話を終わります。