皆さん、おはようございます。ゴールデンウイークも終わり、また新たな気持ちで日々の生活を送っている人が多いのではないでしょうか。学校全体では運動会に向けての取組、学年では、校外学習や修学旅行、多摩特研のバスケットボール大会など、学校行事の目標がいくつもあって忙しい毎日だと思います。これまでの２年間にできなかったことを今年は何とか工夫しながらやろうと準備を進めています。生徒の皆さんの笑顔や真剣な表情を見ながら私自身が幸せを感じています。今月末に予定されている運動会は３年ぶりに全校生徒が一緒になって開催できそうです。自分の学年の種目に力を注いで準備をしていると思いますが、他学年が練習している様子を見たり、当日の競技の様子を見たりする中で、多くのことを感じてほしいと思います。今から楽しみです。
　さて、普段から校長先生は皆さんが授業を受けている姿を見ることもとても楽しみにしています。少なくとも毎日１時間は、皆さんが授業を受けている様子を見ようと思っています。学校行事に取り組んでいる中でも、授業中は気持ちを切り替えてしっかりと学習している皆さんの姿はとても素晴らしいです。どんな場面でも今できることに感謝し、全力で取り組んでいくことはとても大切です。これからもぜひそのような気持ちを忘れず様々な場面で精一杯がんばってほしいと思います。今日は少し授業や学習について話をしたいと思います。花南中の先生たちは、生徒の皆さんが、先生から話や説明を聞いてその内容をそのまま覚えるというような授業ではなく、先生が投げかけたことなどについて、生徒の皆さん自身が考えて、ときには小グループで意見交換しながら学習内容の理解を深めて学力を身に付けるような授業をめざしています。単純に暗記しようとしていてもなかなか覚えにくいものですが、自分で考えて理解したことは、自然と身に付いていくものです。このような学習を繰り返していくことで、生徒の皆さんの理解が深まり、より多くの力が身に付いていきます。自分で考えたり、意見交換したりしながら学習することが楽しくなり、もっと自分から勉強してみようと思うようになっていくのではないかと思います。一人１台のタブレット端末も貸与されています。このようなツールもどんどん活用しながら、生徒の皆さんが自ら進んで主体的に学習に取り組んでいけるようになることを願っています。

花小金井南中学校
校長　堀井賢治

　皆さん、おはようございます。入学式を終え、８日（金）から３学年そろって学校生活がスタートしました。今日の午後は、新入生歓迎会も予定されています。楽しみですね。
さて、新入生の関心ごとのひとつは部活動ではないかと思います。今日は少し部活動について話をしてみようと思います。
　一昨日の土曜日に学校に来てみると、陸上競技部の皆さんが生徒玄関付近でストレッチをしていました。校庭では男子テニス部、サッカー部が練習していました。気温も温かく、部活動日和という感じでした。体育館では女子バスケットボール部が練習していました。剣道部、女子テニス部、男子バスケットボール部、バレーボール部などの活動も見て、生徒の皆さんが楽しそうにそして嬉しそうに活動している姿を見て私自身が幸せな気持ちになりました。さらに、もうひとつ感じたことがあります。それは、先生や外部指導員のコーチのことです。平日は先生や外部指導員のコーチが付いて練習を指導することできないこともあると思います。特に、３月から４月にかけて、先生たちの仕事は多く、とても大変な時期なので最近はなかなか生徒の皆さんと一緒に活動することができていない先生もいたと思います。今はそのような時期ですが、校庭を見渡すと、陸上競技部に先生が２人、コーチが１人、テニス部に先生が１人、コーチが１人、サッカー部に先生が３人ついて練習していました。普段からもっと先生やコーチに教えてもらいたいと思っている人もいると思いますが、日々、忙しい時間を過ごしている多くの先生たちが、週末の部活動で生徒の皆さんと一緒に活動している姿を見て、さらに幸せな気持ちになりました。こんな話をしなくても、きっと生徒の皆さんも先生やコーチに対して感謝の気持ちをもっていてくれていると思います。それでも私が感じたことを皆さんに伝えたいと思いました。今日は部活動についての話でしたが、花南中の先生たちは生徒の皆さんの成長や幸せを願い、生徒の皆さんの見えないところやあまり気づかないようなところでもさまざまな準備や働きかけをしています。いつもは花南中の「自慢の生徒」の話をしていますが、今日は「自慢の先生」の話をしました。「自慢の生徒」と「自慢の先生」に囲まれて、心から花小金井南中学校の校長先生でよかったと思います。
　新入生の皆さん、そんな先生やコーチたち、そして優しく温かい気持ちをもった先輩が部活動でも丁寧に指導してくれます。安心して自分に合った部活動を見つけてください。

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

　私たち在校生はみなさんの入学をとても心待ちにしていました。
　みなさんは今日、新しい生活に胸を膨らませながらこの花小金井南中学校の校門をくぐってきたことと思います。また、それと同時に今までの小学校生活が終わり、大切な友達との別れや、真新しい環境での不安や悩みを心のどこかに抱えている人も多いと思います。私も入学した頃は、不慣れな環境での生活に不安を抱いていました。ですが、小学校のときよりも多くの友達や先輩、先生方と関わり、仲間と力を合わせて行事などに取り組むことで、自然とこの学校に慣れてきて、不安も消えていきます。
　これからの３年間は、小学校生活とは大きく変化します。この学校は、自治力の高い学校です。自治とは「自分で治める」と書きます。文字通り自分たちで善悪を判断し、生活することで、大人への第一歩です。大人と言われるとまだ遠い未来だと思う人もいるかもしれませんが、この自治の力をつけることが、中学校でとても重要なことです。小学校からステップアップし、自分で自分自身を治められるよう、日々努力していきましょう。そして、新たにスタートすることが多くあります。新たにスタートすることといえば、きっと皆さんが楽しみにしているだろう、部活動がありますね。放課後だけでなく、休日、夏休みなどの長期休みにも活動し、大会に出場することもあるので、小学校のクラブ活動よりも本格的になります。個人やチームのスキルアップはもちろん、友達や先輩との絆を深めることができます。どの部活動も学年を超えた繋がりが強く、先輩から多くのことを学ぶ良い機会となります。みなさんは、どの部活動に入りたいですか。まだ決まっていなくて、もちろん大丈夫です。部活動に入る前に、興味のある部活動に体験入部できる仮入部という期間があります。ぜひ、そこで自分にぴったりな部活動を見つけてほしいです。また、学習面でも変わることがいくつもあります。まず、教科ごとに先生が変わり、授業時間が四十五分から五十分へと少し長くなります。そして、年に４回、定期テストがあります。試験範囲が広く、たくさんの教科を一気に行うので大変ですが、授業に集中して取り組めば心配ありません。日々の一つ一つの授業を大切にしましょう。そして、わからないところがあったら、教科担当の先生に質問してみましょう。先生方は必ず、丁寧にやさしく教えてくださいます。
　ところで皆さん、この花南中には二大行事と呼ばれる運動会と合唱コンクールがあるのを知っていますか。クラスから選出される実行委員を中心に、運動会では優勝を、合唱コンクールでは金賞を目指して、クラス一丸となって取り組みます。もちろん結果は大切です。ですが、そこに向かって走り切った感動をみんなで分かち合うとき、結果より大きな達成感と、クラスの一枚岩の結束を感じることができます。一年生では他にも川越校外学習や、宿泊を伴うスキー教室があります。心に残る最高の思い出になるように、全力で取り組みましょう。
　中学校生活の中では、辛いことやうまくいかないこともきっとあります。そんなときは、自分一人で抱え込まず、周りの友達や先生方、私たち上級生に遠慮なく相談してください。みなさんの周りには、あたたかい人がたくさんいます。みなさんは、一人ひとりものの捉え方や、考え方が違います。先生方はその人にあったアドバイスをしてくださいます。困っている人の心に寄り添い、必ず助けてくださいます。みなさんも、人としての在り方を尊重し合っていきましょう。今日からみなさんはこの個性あふれる花小金井南中学校の一員です。今日この日の出会いを忘れず、そしてこれからの出会いを大切に過ごしてほしいと思います。花南中で過ごす３年間は、みなさんの想像しているよりはるかに短いです。そして、この３年間は一生に一度きりの３年間です。仲間と共にたくさん笑ってたくさん泣いて、充実した３年間にしてください。一人ひとりが輝く、花小金井南中学校の伝統を受け継いでいきましょう。
　最後に、みなさんが一日でも早く花小金井南中学校に慣れ、輝きを放つことを願って、歓迎の言葉とします。
　　　　　　　　　　　　　令和４年　４月７日　　　在校生代表

　暖かな春の訪れと共に、私達は、花小金井南中学校の入学式を迎えることができました。新型コロナウイルスの影響で大変な中ではありますが、このような立派な式を行っていただきありがとうございます。
　私は中学校で頑張りたいことが３つあります。１つめは、勉強です。ここにいる皆さんの中にも中学校の勉強に対して不安をかかえている人もいると思います。私もその一人です。私は勉強が得意な方ではありません。だからこそ、勉強に真剣に取り組み、家でも復習をしっかりして、テストでよい点を取りたいです。２つめは、部活動です。私は運動が好きなので、運動系の部活動に入ろうと思っています。入部したら仲間と一緒に、一生懸命練習に取り組み、よいせいかを出せるように頑張りたいです。３つめは行事です。新型コロナウイルスの影響により、制限や制約があるかもしれません。その中でも行われることに感謝をし、仲間と協力して全力で取り組みたいです。
　中学校では、今までと生活環境や勉強のレベルなどが変わり、大変なことがたくさんあるかもしれませんが、常に前を向き、充実した中学校生活を送りたいです。先生方、先輩方、温かいご指導をよろしくお願いします。
令和４年４月７日　新入生代表

　本日は本校第４５回入学式を挙行するにあたり、新入生の保護者のみなさまに、ご来校いただき、式を開催できますことに、職員一同、心からお礼を申し上げます。ありがとうございます。
　新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。ここにいる１８５名の皆さんは、今日から伝統ある花小金井南中学校の一員となりました。皆さんの入学を心より歓迎します。
さて、皆さんは昨年１年間、最高学年として、それぞれの小学校で活躍してきたと思います。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の対応として、これまで『当たり前』だと思ってきたいろいろなことが、中止や自粛となり不安や寂しい気持ちもまた実感したのではないでしょうか。この１年間そんな経験をした皆さんであればこそ、これまで以上に『当たり前』に感謝し、お互いを支え合えることが心地よいと感じて、今この場にいるのではないでしょうか。新型コロナウイルス感染症の収束が見られず、制限のある生活は続くことになると思いますが、小学校で身に付けた力に加え、これから花小金井南中学校の生徒としてさらに多くの経験を重ねて成長しながら素晴らしい中学校生活を送ることができると信じています。中学校生活は長い人生の中で最も伸び盛りの大切な時期です。新しい自分を見つけ、また友達の素晴らしいところを学び自分を鍛えて互いに切磋琢磨してください。また、みなさん一人一人には、かけがえのない個性があります。その個性の中にある長所や能力などは、自分自身の良さとして積極的に認め、伸ばしていきましょう。中学校生活の中で、多くの経験を通じて自分に自信をもてるようになってほしいと願っています。そして、3年間の中学校生活を修了し、卒業するときに『花小金井南中学校で良かった。この学校で学んだことを誇れる』と実感できるように頑張ってください。私たち教職員一同ずっと応援しています。
　最後に保護者の皆様、本日は大切なお子様のご入学、本当におめでとうございます。私たち教職員は生徒の限りない可能性を信じ、生徒の力を最大限に伸ばす事ができるよう全力をあげて教育活動に邁進していく覚悟です。お子様を中心として学校、家庭の力を合わせてさまざまな困難も一緒に乗り越えていけたら幸いです。ご家庭にも負担をお掛けすることになりますが、学校の教育方針をご理解の上、何卒ご協力をお願い申し上げます。今日から始まる１８５名の中学校生活が明るく充実したものになることを心から願って、校長式辞といたします。

令和４年４月７日　　　
小平市立花小金井南中学校　
校長　堀井　賢治

おはようございます。正門から生徒の玄関に向かうと右手には昨年の秋に植えたチューリップが咲き始めていますね。花いっぱいプロジェクトとして取り組んでいる花壇ですが、これからさらにたくさんの種類の花が咲いていきます。楽しみですね。
本日は令和４年度１学期始業式です。進級おめでとうございます。ついさっきこれから１年間生活する新しい教室に入ったばかりだと思いますが、どんな気持ちですか。新しい仲間と共にどんな１年間にしたいですか。期待や不安、きっとさまざまなことを考えていると思います。
　さて、修了式では、「ホップ・ステップ・ジャンプ　でいうと新学期はジャンプということになります。この春休みで気持ちも体もリフレッシュして、新学期に大きなジャンプができるといいですね。」という話をしました。大きなジャンプをするためにこの春休みにエネルギーを充電することができましたか？いよいよ新たな１年間が始まります。今から始まるこの１年間でどんなことに目標にして具体的に取り組み、１年後に自分自身がどのように成長したいかなどぜひこの機会に考えてみてください。明日は入学式です。新たに１８６名の新入生が花小金井南中学校の仲間となります。花小金井南中学校の伝統である「先輩が後輩に見本を示して、後輩は先輩に憧れる」という場面を今年もたくさん見せてください。楽しみにしています。
　この約２年間は新型コロナウイルス感染症の対応として、学校生活や行事、部活動など制限がある活動が続き、やりたいと思っていたことができず、つらいこと、苦しいことなどに向き合うことが何度もあったと思います。それでも皆さんはくじけずに常に前を向き、今できることに対して精一杯努力を続けていました。本当に素晴らしいと思います。先生たちも皆さんのこのような行動を見て、とても励まされています。これから始まる令和４年度こそ、皆さんが楽しみにしているような活動が計画通りに実施できることを心から願っています。
　令和４年度も花小金井南中学校に関わるすべての人と力を合わせ、生徒の皆さんが主役となり活躍する姿をたくさん見たいです。そして、そのような経験を積み重ね、ひとりひとりが自分に自信をもてるようになってほしいと思います。

花小金井南中学校　校長　堀井賢治