おはようございます。今日で２学期が終わります。短い夏休みを終えて始まった２学期も振り返ってみると早かったと感じる人も多いのではないでしょうか。２学期が始まった頃は、感染症予防の対策と共に熱中症に気をつけましょう。という話をしていました。今は、マフラーや手袋が必要になっています。２学期とはそれだけの季節の変化がある期間です。さまざまなことが季節と共に移り変わっていきましたね。少し一緒に振り返ってみましょう。
　まず、２学期の始業式にどんな話をしたか覚えていますか。
『この節目の儀式を通じて、これまで自分ががんばっていること、成長していることなどを振り返り、また新たな目標に向けて前に進もうという気持ちをもってください。思うとおりにいかないこともあると思いますが、皆さんに寄り添って一緒になって考え、支えてくれる人たちが必ずそばにいます。そして、皆さんを大切に思い支えてくれる多くの人たちに「感謝の気持ちを忘れずに」これからも一緒に多くのことを乗り越えていきましょう。』という話をしました。
　さて、皆さんの２学期はどうでしたか。
　３年生の面接練習の中で「３年間の中学校生活の中で思い出に残っていることをひとつ教えてください」という質問を必ずしていますが、半数以上の人が、「花南中オリンピック」とこたえています。コロナウイルスの感染症対策のため、多くの行事ができなくなっている中で、リレー競技が全校でできたことがとても嬉しかった。計画してくれた先生方に感謝しています。などとこたえてくれた人もいました。３年生が後輩に見本を見せている立派な姿が今でも目に焼き付いています。私としても全生徒の皆さんの前で初めて直接話ができたのでとても思い出深い出来事でした。
　また、「離任式」も心に残っています。副校長先生が朝礼で皆さんに離任式に向けて気持ちを校歌の歌声に込めて伝えてほしいという話をしてくれましたね。校庭で実施する予定でしたが、当日はあいにくの雨。離任した先生に校歌をどのように伝えるのか先生たちも考えました。そして、各教室で皆さんが校歌を歌っている様子を離任した先生がまわりながら聞くという形にしました。全教室から聞こえてくる、学校中に響き渡る校歌の歌声。いまでも思い出すと鳥肌が立ってきます。それぐらい素晴らしい歌声と雰囲気でした。離任された先生たちに皆さんの気持ちはしっかりと届いていました。
　１年生の校外学習、７組の上級学校訪問やマラソン大会や校外学習もまた、素晴らしい取組となりました。コロナ禍での行事ということで、制限はたくさんありましたが、その中で、目標を決めて最後までやり遂げました。ここにも感謝の思いが感じられました。
　２年生は、部活動や委員会活動など、３年生から受け継ぎ花南中の中心となって学校を引っ張っていこうという強い気持ちを感じます。生徒会から発信される生徒会タイムスなどでは、学校を盛り上げよう、課題を解決しようという思いがとても伝わってきます。頼もしいですね。
　３年生は、自分の進路の実現に向けて意識も高まり努力を重ねた２学期でした。それぞれの目標に向かって、よく頑張りましたね。
　コロナウイルスの感染症対策ということを常に意識して過ごしてきた２学期、そして１年間でした。それぞれの人が、目の前にあることに対して精一杯頑張ってくれましたが、困ったり苦しんだりしたこともきっと多かったと思います。それでも皆さんを大切に思い、支えてくれる多くの人たちに「感謝の気持ちを忘れずに」多くのことを乗り越えてきたと思います。冬休みのしおりに「自分で自分をほめてあげたい」という元女子マラソン選手有森裕子さんのことばを紹介しましたが、ぜひ皆さんがこの１年間頑張ったことを振り返って自分で自分をほめてあげてください。そして、心やからだは思っている以上に疲れていると思います。この冬休みはゆっくりと心やからだを休めてください。
　３学期には冬休みにリフレッシュしてさらに元気になった皆さんに会えることを楽しみにしています。

花小金井南中学校　
校長　堀井賢治

　おはようございます。１２月になり一段と寒さが増してきました。
　ニュースなどを見ていると新型コロナウイルスの感染症に罹患した方の数や重症者の数そして、医療現場での対応等を見て「第三波」として危機感を感じて、私たちの行動についても改めて感染予防の対策の徹底を呼びかけています。実際に、私たちの周りでも、ご家庭の中、ご家族の勤務先や通学先等でも感染された方がいるという報告が毎日のように学校にも入ってきています。いつどこで感染してもおかしくないような状況になってきました。これからの見通しはまだ分かりませんが、学校が再開された６月のときのような意識をもう一度もつことが大切だと思います。ぜひ生徒の皆さんの意識を高めて、学校での生活を始めとして、さまざまな場面での活動では常に感染症予防の対策を心がけてください。
　さて、期末テストが終わってから約２週間、整美委員会の呼びかけのもと、落ち葉掃きボランティアに取り組んでくれました。毎日担当のクラスの皆さんが落ち葉を集めてくれたおかげで、用務主事さんの仕事の負担が減り、とても感謝してくれています。以前も少しお話をしたことがありますが、用務主事さんは、皆さんが登校する前に、校舎内にモップをかけて掃除をしてくれています。また、皆さんが午後の授業をしている間に、多くの人が手で触る階段の手すりや教室の扉などを１日も休まずに消毒してくれています。皆さんが気持ちよくそして安全に学校生活を行うことが出来るように仕事をしてくれている用務主事さんに今回の落ち葉掃きボランティアは、恩返しをすることが出来たような気持ちがしました。生徒の皆さんありがとうございました。
　つい先日、地域の会議に参加したときに、出席者の方から次のような話をいただきました。
「ホームページをみて、落ち葉掃きボランティアのことを知りました。とても素晴らしい活動ですね。このような取組なら地域の私たちも一緒にできるのではないかと思います。よかったら来年は声をかけてください」
このような取組から、学校が地域の皆さんとも繋がって、一緒に活動できたら素敵だなあと感じました。お互いが支え合う活動は、人の心を結びつけるのだと思います。そんな活動が増えていくと嬉しいですね。

花小金井南中学校　校長　堀井賢治