本日、修了式を行いました。
臨時休業で2ヵ月短い期間で1年間の課程を修了できたことは、授業の工夫と生徒の皆さんのがんばりの成果だと思います。
さまざまなことがありました。できなかったことが多い1年と考えるよりも、新たな発想で考えて行動できたことや、より多くの人との信頼関係を得られたことなど、前向きにとらえてほしいですね。
校門そばの桜が満開です。
学校便り 臨時号
修了式 校長あいさつ
本日は修了式です。修了式は1年間の学業が修了したことを祝う儀式です。皆さんがこれから各教室で担任の先生から受け取る通知表の最終面には修了証があります。修了おめでとうございます。
令和2年度は、臨時休業があったため、例年よりも2カ月少ない期間で、学業を修了したことになります。学習する内容は例年と変わらない中で全課程を終えることができたのは、先生たちが動画配信の授業を行ったり、短時間で理解を深められるような授業の工夫を行ったりしていたことと、生徒の皆さんが、先生たちの指導を受け止め、少ない時間の中で学習を身に付けようと努力してくれたことの両方がうまく噛み合った結果だと思います。学習だけでなく、先生たちは生徒の皆さんにこの限られた時間の中でさまざまな力をつけさせたい、少しでも中学生らしい生活をさせてあげたいと願っていました。生徒の皆さんは先生たちの思いを受け止め、素直な気持ちで今できることに感謝し、目の前のことをがんばろうと行動していました。そんな先生と生徒の皆さんの両方向の信頼関係を校長先生として見ることができました。それはとても幸せなことでした。このような気持ちにさせてくれる花小金井南中学校の皆さんに感謝の思いを伝えたいと思います。本当にありがとうございました。
コロナウイルス感染症の感染拡大防止の対応として、今年度は多くのことが中止や延期となりましたが、この1年だからこそ得られた力やこのような信頼関係はかけがえのないもので、とても価値があると思います。皆さんには改めてそのことを感じてほしいと思います。そして、この1年間に成長した自分に自信をもってください。
先週卒業していった先輩の姿は、とても立派でした。後輩にこれからの花小金井南中学校を後輩の皆さんに託して巣立っていきました。コロナ禍でも常に前を向き、これまでの伝統を引き継ぎ、皆さんに見せてくれた姿を私たちは胸に刻んで、新たに加わる新入生と共に、よりよい花小金井南中学校を創り上げていきましょう。
学年がひとつ上がり、また少し成長した皆さんと始業式にお会いすることを楽しみにしています。
花小金井南中学校
校長 堀井賢治