始業式が行われました。
花小金井南中学校では初めてのテレビの生中継ということで生徒の皆さんも興味津々という感じでした。始業式が始まると、テレビの画面に集中してしっかりと話をきいていました。
校歌は放送で流して心の中で歌うように指示がありましたが、ホームページに校歌をアップしたので、ぜひ各ご家庭で聴いてください。
花小金井南中学校 校歌
始業式の校長あいさつを掲載しました。
始業式の校長あいさつ
【始業式 校長あいさつ】 令和2年4月6日
みなさんおはようございます。改めまして、4月から校長となりました堀井賢治です。どうぞよろしくお願いします。
新学期を迎えました。2年生182名、3年生185名、そして明日の入学式で新入生が164名 合計531名で令和2年度をスタートします。
1学期の始業式は、「新しい教室、新しいクラス、新しい教科書…新鮮な気持ちで新たな目標をもって、今日からがんばりましょう」という儀式です。しかし、みなさんはこの節目を意識しにくい状況に置かれています。新型コロナウイルスの対応で3月2日から臨時休業、そして明日から5月6日まで臨時休業が延長されることになりました。登校日は設定する予定ですが、この間生徒の皆さんは、感染防止のために不要な外出を控えて家庭学習に取り組んでもらわなければなりません。また、1学期に行われる行事の多くは2学期以降に延期されることになります。一体いつまでこんなことが続くのか、この先に何が待っているのか…テレビのニュースを見ていても不安がつのるばかりだと思います。毎日家にいてストレスも溜まっていることでしょう。校長先生も先生たちも不安はあります。それでもわたしはこれからの未来に希望をもっています。今日の始業式のようにテレビ放送ではなく、皆さんの顔を見て何も気にすることなく話ができること、教室や校庭で元気に授業に取り組んでいる皆さんの姿を見ること、部活動で楽しそうに輝いて活動している皆さんの姿を見ることなど当たり前に中学校生活ができることが遠い未来ではないと願っています。これまで当たり前にできていたことが突然できなくなり、これまでできていたことがとても価値のあることで、大切なものや時間であったことが分かったのではないでしょうか。今のこの状況を乗り越えたとき、きっと皆さんは、当たり前と思っていたことをこれまで以上に大切にできる人となっていると思います。今は先行きが見えず、目の前の苦しさに耐えなければなりません。それでもこの苦しさを乗り越えた先にはきっと明るい未来が待っています。皆さんそれぞれが強い気持ちをもって乗り越えましょう。始業式は節目を意識して一歩前に進むための儀式であると話をしました。その節目が、意識しにくい状況であると言いましたが、一方で皆さんかこれまでのことを振り返ったり、これからのことなどを深く考えたりする時間が用意されたととらえることができると思います。今まで出来なかった勉強の復習をするもいい、自分の将来について考えてもいい、読書をして知識をたくさん身に付けることでもいい、皆さんそれぞれが考えた目標に向かってこの時間をぜひ有効に使ってください。先生たちもこのような状況の中で、生徒の皆さんに何かできることはないか毎日必死になって考えています。保護者の方や先生、そして生徒の皆さんが一緒になってがんばりましょう。花南中の生徒の皆さんならきっと乗り越えられると信じています。
これで始業式の話を終わります。
花小金井南中学校 校長 堀井賢治