本日2学期終業式を行いました。
全校生徒と教職員全員が体育館にそろった形で行うことができました。
緊急事態宣言下でスタートした2学期も感染状況が改善され、さまざまな取組を行うことができました。
地域や保護者の皆さまに支えられ、生徒が一段と成長を遂げた2学期となりました。ご協力ありがとうございました。
2学期終業式 校長あいさつ
皆さん、おはようございます。2学期の終業式を迎えました。81日の2学期が終わります。終業式という儀式を全校生徒の皆さんと先生たちが一堂に会して行えることを大変嬉しく思います。少なくとも2学期の始業式にはこのような形で締めくくることは想像もできませんでした。4ヵ月前の始業式の頃は、東京都の新規感染者が3,000人を越えており、緊急事態宣言が出されている状況でした。『今日ここで、皆さんがそろって学校に来ていること、そして一緒に勉強したり部活動をしたりしていることは、もう当たり前の状況ではありません。ひとたび校内で感染が広がってしまったら、学級や学年、場合によっては学校を閉鎖しなければならなくなってしまいます。いつどこで誰が感染してもおかしくない状況ではありますが、感染を広げないための努力をして、学校の活動を継続できるように協力してください。』と始業式で話をしました。このところ、「自分事として受け止めて行動する」ということを発信していますが、まさに皆さんは、この始業式の話を「自分事」として受け止め、しっかりと感染症拡大防止の対策を意識して行動してくれました。そのおかげで、校内において新たな感染を広げることなく、世の中の感染者の減少と共に10月以降は、多くの活動の制限が緩和されました。そのような2学期を振り返ってみると、合唱コンクールがまず頭に浮かぶ人が多いと思います。「魂声 〜今届ける想い〜」というスローガンのもと、昨年実施できなかった合唱コンクールを学年別という形ではありましたが、ルネこだいらのホールで実施することができました。皆さんの学校行事に取り組む姿勢、当日の発表、終わった後の感想… どれをとっても「素晴らしい」の一言でした。マスクをしているとは思えない皆さんが今年創り上げた合唱は、私にとっても生涯忘れられない感動を残してくれました。また、学校行事だけでなく、学校生活の中心となる授業の場面においてもしっかりと取り組んでいる様子をたくさん見ることができました。タブレット端末を活用した授業も多くなってきました。感染状況が落ち着いてきたこともあり、グループ活動を取り入れた授業も増えました。学習は最終的には自分の力をつけることが目標となりますが、体育のクーパー走に代表されるように目標を達成するまでの手段として、クラスの仲間が時には競い合い、時には支え合いながら切磋琢磨して互いを高め合うことができるという花南中生の素晴らしさを学習の場面でも感じました。
さて、皆さんにとってどのような2学期、そして令和3年でしたか。そしてこれから迎える令和4年をどのような年にしたいですか。この冬休みは、自分の時間が作れると思いますので、ぜひこのようなことを考えてみてください。
例年より少しだけ長い冬休みを心穏やかに過ごし、心や体をリフレッシュして、また元気な皆さんと3学期の始業式でお会いすることを楽しみにしています。
花小金井南中学校
校長 堀井賢治