小平市立小平第十二小学校

3/26 卒業式式辞

 本日は、多くのご来賓の皆様、保護者・地域の皆様に、ご臨席を賜り、卒業式を行うことができることに、心からお礼申し上げます。
 さて、卒業生の皆さん。卒業おめでとう。
 皆さんの小学校生活の半分は、コロナ禍の中で制限された生活でした。しかし、六年生になると、通常の教育活動や学校行事をすることができ、その中で皆さんは大きな行事を通して「十二小の顔」として成長してくれました。
 運動会は全校ではできませんでしたが、リハーサルの時には、下級生の演技に大きな声援を送り、力づけてくれました。
 移動教室では、友達と楽しみながら活動する中で、お互いに声をかけ合って時間を守ったり、すすんで挨拶したりする態度を身に付けていきました。
 けやき学級では、宿泊学習をはじめ、いつも下級生を引っ張ってくれました。
 展覧会では、インフルエンザの流行で作業が遅れがちだったところを自分たちで声をかけ合って、ギリギリまで協力して共同作品を作製しました。
 そして、連合音楽会では、見事な合唱と合奏を披露してくれました。コロナ禍で三・四年生では合唱の練習をほとんどできませんでした。しかし、五年生の学習発表会では、持ち前の元気さを生かした合唱を聴かせてくれました。さらに、六年生の連合音楽会では、元気な歌声にうまさが加わり、きれいな合唱を聴かせてくれました。合奏では、休み時間の自主練習にお互いに声をかけ合い、最後には全員が集まって練習しました。その結果、ルネこだいらで見事な演奏を披露し、他の学校の子どもたちに感動を与えてくれました。
 四月の遠足で、時間を守ることができずに、楽しみにしていた遊びを全部できなかった皆さんが、大きな行事を一つ一つ経験する中で、お互いに声をかけ合ったり、高め合ったりしながら、今のように立派な「十二小の顔」として成長してくれました。
 また、皆さんは、委員会やクラブ活動、縦割り班活動など、普段の学校生活でも下級生を引っ張ってくれました。特に、三学期の縦割り班活動で、初めてリーダーとなった五年生を上手にフォローする言葉掛けや行動をしてくれました。六年生を送る会でも、各学年の出し物をただ観るだけでなく、大いに盛り上げてくれました。そういう行動に皆さんの優しさも感じました。皆さんは、本当に下級生のあこがれの的になりました。
 皆さんが「十二小の顔」として頑張ってくれた姿は、下級生にも伝わっています。皆さんが残してくれたことを下級生が引き継いでいってくれることでしょう。
 小学校を卒業し、中学校へ進学していく皆さんには、様々な困難も待ち受けています。しかし、いつも友達と共に努力し協力して成長してきた皆さんです。小学校での経験を活かし、これから出会う多くの人たちともお互いに高め合い、さらに成長していってください。皆さんの可能性は無限大です。頑張ってください。
 保護者の皆様、本日は、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。お子様の成長と小学校卒業に、感慨もひとしおのことと思います。これまでの、日々の子育てのご苦労に、心から敬意を表します。
 地域の皆様、日頃より子どもたちを温かく見守っていただき、ありがとうございます。おかげさまで、本日、百十九名の六年生が十二小を巣立っていきます。今後とも、本校の教育活動へのご支援ご協力をよろしくお願いします。
 さて、卒業生の皆さん、名残は尽きませんが、今日でお別れです。十二小での多くの思い出を忘れず、お世話になった多くの方々への感謝の気持ちを忘れず、将来への期待を胸に、大きく羽ばたいてください。
 これをもちまして第五十五回卒業式の式辞といたします。

 令和六年 三月 二十五日

 小平市立小平第十二小学校長 岩井純一郎


【校長室】 2024-03-26 09:07 up!

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