小平市立小平第十小学校

手洗いうがい消毒を欠かさずに、体調管理に気をつけて過ごしましょう

令和6年度 校長 ごあいさつ

かかわる力・先あいさつ・十小地域愛・ふるさと小平愛 − 全ては子どもたちの幸せのために教職員一同、張り切ってまいります −


 令和6年度の教育活動がスタートしました。
 昨年度に引き続きまして、校長として、子どもたちと教職員と一緒に、また保護者の皆様、地域の皆様のご支援を賜りながら、「オール十小・チーム十小」「ふるさと小平」の志をもって学校づくりを進めてまいります。どうぞよろしくお願い申しあげます。
さて、本年度、105名の1年生を迎え、全校児童数692名、23学級での学校生活がスタートしました。子どもたちは、それぞれに入学、進級した喜びとこれからの生活への期待と希望をもって令和6年度を迎えました。 全校児童数と学校スタッフを合わせれば、800名に近い本校の強みを活かして、活気と活力ある学び舎を保護者の皆様、地域の皆様と心と力を一(いつ)にして創る取組を本年度も積極的に進めていきたいと考えています。
 児童の心の育ちに着目いたしますと、人と人とのかかわり合いには、思いやりなどの優しさや寛容さ、折り合いのつけられる振る舞いが重要です。教育目標にある「やさしい子」の具体となるよう『かかわる力』に着目して、「他者も自分も大切にする」といった人権の基盤となる取組も充実させます。このことについても保護者の皆様のご協力が必要です。「肯定的であったかな言葉かけ」とともに、「他者も自分も大切にする行動や人の心や体を傷つけない行動」が一層定着するようご家庭でもご指導くださるようお願いいたします。
 また、「凡事徹底」もキーワードとしてこれまで進めてきました「先あいさつ」等の取組も地道に、地道に進めていきます。さらに、小平十小地域への「地域愛・ふるさと愛」についても児童のみならず、私たち教職員も地域の皆様、保護者の皆様とのコミュニケーションを大切にしてまいります。
 私たち小平第十小学校の教職員は、教育公務員であることを自覚し、「人を育て、幸せに導くプロ集団」として、「人権と児童理解を第一とした丁寧な指導・支援」、「分かる・できる喜びを与えられる授業や活動」、「保護者の皆様、地域の皆様から信頼される態度や行動」をチームで切磋琢磨しながら研ぎ澄ましてまいります。
 小平第十小学校の子ども一人一人が、もっともっと、もっと幸せになれるよう、全ての皆様のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。

令和6年4月    小平市立小平第十小学校長 山縣 弘典


<本年度の主な取組>
1 給食の時間を長くします。
 ○給食時間をこれまでの40分間から通常の授業時間と同じように「45分間」確保し、より味わって楽しく会食できるようにします。
2 児童も教職員も多様な人間関係など、「かかわる力」を育て高める機会を創ります。
 ○他者・自分・もの・こと・地域・公共(公園、施設)、安全(道路・通学路の歩き方等)などとよりよくかかわるためにどのようにしたらよいかを考えたり、実践したりする時間「かかわりタイム」を設定します。
 ○本校の特色ある取組として長く行ってきた「異学年きょうだい学年等の取組」や「なかよし班活動」をより活性化するために教室配置を「きょうだい学年」で配置します。また、職員室の座席もこれまで低・中・高学年のグループで配置していましたが、「きょうだい学年」で配置します。
 ○異学年で構成する「なかよし班」での遠足を市内公園等で実施し、思いっきりかかわり、遊ぶ時間を確保します。
 ○昨年度、新たに始めた6年生の「職場体験」(昨年度、市内40事業所様にご協力をいただきました)をはじめ、全学年でさらなる地域の教育資源を活用した学習、地域の皆様、保護者の皆様、官・民の事業所様等とのコラボ―レーション授業を展開します。
3 近年の気象傾向を踏まえ、11月に運動会を実施します。
 ○春、夏、秋の猛暑・酷暑傾向を踏まえ、運動会を「11月」に実施します。また、3学期の2月に音楽会(合唱・合奏)を実施します。 なお、今年度から市の稼働基準に基づきながら体育館内空調を稼働させます。
4 「交換授業」や「教科担任制」に全学年で挑戦します。
 ○一部の教科等で、教員間で調整を行い、交換授業や教科担任制に取り組み、一人の子ども、一つの学級を「オール学年、チーム学年」で育て、子ども一人一人の学ぶ意欲を高め、学力向上を図る仕組みをつくります。
5 市や都の事業を活用して、教職員の資質向上、児童理解第一の促進を図り、子どもたちに還元します。
 ○市教育委員会の「特色ある教育活動推進校」(1年間)として「特別活動」の実践的研究を全教職員で取り組みます。
 ○都教育委員会の「子供が安心して生活できる学校づくり検証事業」指定校(1年間)として、いじめに係る未然防止、子どもの変化の気付き、対応力、連携体制や共有等の強化を図ります。1学期後半から教員経験等のある「いじめ対応サポーター」が配置される予定です。
 ○子どもを大切に育てる教職員の志・行動を一緒にする本校独自のキャンペーン「こだいら十小 あったか先生」を進めていきます。
6 令和7年度「開校60周年」を念頭に、本校が地域のキーステーション、地域のよりどころとなれるような挑戦をします。
 ○学校図書館や中庭を市民(乳児・就学前の親子等)の皆さんへの一部開放することなど、様々な皆様と検討・調整・連携して試行します。