「平成20年度全国学力・学習状況調査」の結果から
昨年度に続き、4月22日に小平市内の小・中学校で「平成20年度全国学力・学習状況調査」が実施されました。この調査結果が、8月末に文部科学省から発表されましたので、今月から2回に渡って、調査の内容と全国・東京都・小平市の結果概要をお知らせします。
調査の概要
1 調査実施日
平成20年4月22日(火)
2 調査の目的
(1) 全国的な義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から各地域における児童・生徒の学力・学習状況をきめ細かく把握・分析することにより、教育及び教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図る。
(2) 各教育委員会、学校等が全国的な状況との関係において自らの教育及び教育施策の成果と課題を把握し、その改善を図るとともに、そのような取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する。
(3) 各学校が各児童・生徒の学力や学習状況を把握し、児童・生徒への教育指導や学習状況の改善等に役立てる。
3 調査対象
小学校第6学年、中学校第3学年の全児童・生徒
4 調査内容
(1)教科に関する調査(国語、算数・数学)
<主として「知識」に関する問題…国語A、算数・数学A>
・身に付けておかなければ後の学年等の学習内容に影響を及ぼす内容
・実生活において不可欠であり、常に活用できるようになっていることが望ましい知識・技能 など
<主として「活用」に関する問題…国語B、算数・数学B>
・知識・技能等を実生活の様々な場面に活用する力
・様々な課題解決のための構想を立て、実践し、評価・改善する力 など
(2)生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査
<児童・生徒に対する調査>
・学習意欲、学習方法、学習環境、生活の諸側面等に関する調査
(例)学習への意欲、授業内容の理解,一日にテレビを見る時間、読書時間、勉強時間の状況など
<学校に対する調査>
・指導方法に関する取組や人的・物的な教育条件の整備の状況等に関する調査
(例)授業の合間や放課後における補充的指導の状況、学校における教育の情報化の進行状況など
主として「活用」に関する問題
調査結果の概要(教科に関する調査)
|
教科名 |
小学校第6学年 |
中学校第3学年 |
||||
|
全 国 |
東京都 |
小平市 |
全 国 |
東京都 |
小平市 |
|
|
国語A |
65.4 |
68.5 |
68.8 |
73.6 |
73.5 |
76.1 |
|
国語B |
50.5 |
54.1 |
54.1 |
60.8 |
61.4 |
63.4 |
|
算数・数学A |
72.2 |
74.2 |
74.7 |
63.1 |
62.6 |
65.7 |
|
算数・数学B |
51.6 |
55.7 |
55.6 |
49.2 |
48.9 |
52.5 |
注1) 表中の数値は平均正答率を表す。(単位:%)
注2) 全国及び東京都は公立学校のデータである。
調査結果の考察
小学校の平均正答率は、全国、東京都の数値とおおむね同程度か若干上回り、中学校の平均正答率は、全ての教科において全国、東京都の数値を上回っています。しかし、「主に知識に関する問題(A問題)」と「主に活用に関する問題(B問題)」の平均正答率を比較すると校舎に低い傾向が見られます。このことから、身に付けた基礎的・基本的な知識や技能を活用する力を伸ばしていくことが今後の課題となります。
今後の対応
小平市教育委員会では、東京都で実施している「児童・生徒の学力向上を図るための調査」と同様に、調査結果の分析や考察を行い、各小・中学校にその結果を提供していきます。また、少人数学習指導の充実や学校支援ボランティア、ティーチング・アシスタント等の活用を通して、児童・生徒の学力向上に向けた学校の取組を支援していきます。
各小・中学校においては、それぞれの学校の「教科に関する調査」の結果を詳しく分析し、指導上の課題を明らかにしていきます。その上で、各学校が作成している授業改善推進プランにこれらの課題を反映し、具体的な指導内容や指導方法の工夫を行い、日々の授業改善を図っていきます。
〈次号は、「生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査」について概要をお知らせします。〉